NDロードスターの購入を決め、契約を済ませたら、あとは納車を待つだけです。
でも、納車後のことを考えていたら、すぐに必要になるアクセサリーがあることに気がつきました。
今回は、ロードスターの納車を待っている筆者が、いろいろと調べた結果、納車前に用意することにしたアクセサリーやアイテムをご紹介します。
個人的な都合で購入したものなので、参考にならないかもしれませんが、ご了承ください。
この記事は、ロードスターの納車前にアップしたものですが、納車後にご紹介した商品の実際の使用感やインプレを追記しました(赤字で書いた部分が追記したものです)。
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1 ロードスターのアクセサリー:エアコンフィルター花粉症対策品
ロードスターのオーナーはご存じかと思いますが、NDロードスターには、花粉やホコリを除去するようなエアコン・フィルターが設置されていません。
これは初代NAの時代から変わりません。
「オープンカーにはエアコンフィルターは不要」というメーカー側の判断なのでしょう。
確かにトップを開けてオープンで走っているときは、必要ないというか、あっても意味のない装備です。
でも、現実にはトップを閉めて走行する時間の方がずっと長いのではないでしょうか。
特に花粉症を患うオーナーにとっては、花粉が舞う季節は大敵。
トップを開ける勇気を持てないという方も多いと思います。
ルーフを閉めているとしても、エアコンの吹出し口から花粉が放出されたらたまりません。
そこで、何らかの対策が必要になります。
調べてみると、花粉やホコリの対策として、実際に使えそうなものは、メーカー社外品になりますが、この2タイプでした。
- 万全対策品
- 車内に空気清浄用のフィルターを設置し、空気取込み口に網目状の簡易フィルターを取り付けるタイプ
- 簡易対策品
- 空気取込み口にのみ、空気清浄用のフィルターを取り付けるタイプ
それぞれ説明します。
1-1 ロードスターのエアコンフィルター:花粉・ホコリ万全対策品
「ロードスターNDにはエアコンフィルターが設置されていない」と書きました。
しかし、正確に言うと、助手席足下のダッシュボードパネルの裏側に、網目状のエアコンフィルターがセットされています。
ただ、これは木の葉や虫など、ある程度の大きさがあるものを除去するために設置されているものです。
したがって、臭いはもちろん、花粉やホコリを除去することはできません。
花粉やホコリに根本的に対策するには、オリジナルのフィルターを空気清浄用のものに交換することが効果的です。
上の写真のようなNDロードスター専用の空気清浄フィルターが発売されています。
このフィルターに交換することが、万全対策の基本となります。
そして、空気清浄フィルターの設置に加えて、外気を導入するための空気取り込み口にも簡易フィルターを設置します。
空気取り込み口は、ボンネットの後方の端、助手席側のウインドウウォッシャー液吹き出し口近くに隠れています。
雨には濡れない構造になっていますが、初期状態だとここには何もフィルターが設置されていません。
これに簡易フィルターを設置すると、こうなります。
上の写真と車体色が異なりますので、わかりにくいですが、この写真が簡易フィルターをセットした状態になります。
網目状のフィルターを設置することで、木の葉や虫などが侵入しないようになります。
このように2種類のフィルターを設置しますので、万全な対策となるわけです。
しかし、この万全対策には、大きな問題点があります。
空気清浄フィルターの設置の難易度が非常に高いのです。
室内側のフィルターの取付位置がダッシュボードの裏の奥深くであるため、様々な部品を取り外す必要があります。
この取付作業だけで、おおよそ2時間はかかるようです。
作業を請け負ってくれる業者が限られますので、DIYで交換することになります。
幸い交換作業の動画がYouTubeにアップされているので、これを見ればなんとかなるとは思います。
ただ、相当な覚悟が必要ですよね。
もし、理想のためなら手間と時間を惜しまないなら、この方法がおすすめです。
この商品には、空気清浄フィルターと簡易フィルターがセットになっています。
1-2 ロードスターのエアコンフィルター:花粉・ホコリの簡易対策品
簡易対策では、作業が大変な室内側のエアフィルターは交換せず、空気取入れ口にのみ空気清浄用のフィルターを付けます。
作業が1か所で済みますし、室内側の作業がないので、作業負荷は大きく軽減されます。
簡易対策では、このような空気清浄用のフィルターを使用します。
こちらだけで用が足りれば、万全対策は不要となるわけです。
しかし、この方法には弱点があります。
空気取入れ口は、雨に濡れない位置にあるとはいえ、温度や湿度の変化が大きい車外にあります。
そこに、繊維でできているフィルターを設置するわけですから、劣化や目詰まりが起こりやすいと考えられるのです。
このように設置されるはずです。
簡易対策には上に書いたような弱点がありますので、万全対策と簡易対策のどちらを選択するかは悩ましいところでした。
いろいろ考えた結果、筆者は、簡易対策を選択しました。
さすがに新車の部品を次々と剥がしていく勇気がありませんでした。
まずは、簡易対策を試してみて、機能しない場合には、万全対策を検討することにしました。
空気取入れ口へのフィルターの取付手順は、万全対策に比べると格段に楽です。
ウインドウウォッシャー液の吹き出し口のパネルを開けて、ウレタンのラバーを外すだけで設置できます。
この動画は、万全対策品を取り付けるものですが、前半の空気取り入れ口にフィルターを設置する手順が参考になります。
エアコンフィルターの取付作業で重宝するのが、クルマの内張を外す専用工具です。
その名も「内張りこじ郎」
多くのユーザーが使っている内張はがしの定番です。
これがあれば、作業がはかどりそうです。
以上が花粉対策品です。
花粉だけでなく、ホコリや嫌なディーゼル臭も除去してしてくれるので、期待したいところです。
※納車後の追記部分
簡易フィルターを設置して、1か月間ほど経ちましたが、全く問題ありません。
外気を導入していても、花粉やホコリは車内に入ってきていないようです。
また、排ガスなどの臭いも確実に軽減されています。
一方、デメリットとしては、風量が弱くなることです。
感覚的には、装着前の7割程度に風量が落ちた気がします。
ただ、風量が減っても、ロードスターの室内空間は狭いので、それほどの影響は感じません。
装着から1か月が経過し、確認してみましたが、フィルターに目立った汚れは付いていませんでした。
取り付けは、「内張りこじ郎」を使って、約10分で終わりました。
下の写真は、留め具を外している様子がわかるよう撮ったものです。
※竹串が見えていますが、装着作業中に誤ってフィルターの端の接着を一部はがしてしまったので、応急処置したものです。
2 ロードスターのアクセサリー:音楽再生用のUSBメモリー
車内で音楽を聴かない方やスマホのサブスクリプションしか使わないという方には、全く関係のないアクセサリーです。
筆者は、過去から蓄積してきた音楽ファイル(MP3, FLAC, WAVなど)を持っています。
これをマツコネで再生するために、USBメモリーを使うことにしました。
スマホを接続させて音源を再生するよりも、ケーブルや電話を経由しないので、音質が良いはずです。
ただ、市販のUSBメモリーは、スティック状のものが多く、存在感があります。
そこで、小型のマイクロSDカードリーダーにマイクロSDカードを刺して使用することにしました。
マツコネで許容されているメモリー容量は、オフィシャルには32GBです。
しかし、筆者が持っている音源ファイルの総量はそれにはとても収まりません。
そこで、クルマで聴く音源を厳選し、128GBのマイクロSDカードに収めることにしました。
調べてみると128GBでも問題なく再生できたという情報があったからです。
ただ、ここで注意点があります。
マツコネでは、使用メディアをFAT32というフォーマットで初期化しておく必要があります。
WindowsのPCであれば、32GBまでであれば、エクスプローラーからファイルのフォーマットができます。
しかし、32GB以上の容量ではこの方法は使えません。
そこで、32GBを超えた容量のメディアをFAT32でフォーマットできるフリーソフトを利用することにしました。
詳しい記事を貼り付けますので、ご参照ください。
マツダ・コネクトにUSBメモリを挿したら…あれ?使えないぞ?
後は、実際に使ってみて、読み取り速度や曲名の表示がどうなるか、ですね。
使用してみた結果については、納車後にご紹介しますね。
※納車後の追記部分
FAT32というフォーマットで初期化したマイクロSDカードは、問題なく使用できました。
ファイルを読み込むのに、もたつく場合がありますが、許容範囲です。
曲名やアーティスト名の表示も問題ありませんでした。
小ぶりの商品を選んで正解でした。
一方、デメリットは、特にありません。
強いて言えば、もっと小ぶりのであれば、更に良かったかもしれません。
装着した商品は次の写真のとおりです。
筆者は、上記の商品を購入しましたが、2024年モデルからはUSBの差込口がタイプCに変更になっています。
2024年以降のモデルの方は、こちらを参考にしてみてください。
3 ロードスターのアクセサリー:ショートアンテナ
ロードスターの外観で気に入らない点1つありました。
右後ろのフェンダーにそびえ立つラジオアンテナです。
NAからのオマージュで、ロードスターの伝統を残している部分だとは思います。
しかし、小型のルーフアンテナが一般化した現在では、空高く伸びるアンテナは何となく古くさく見えます。
また、実用面からも背の高いアンテナは問題になりそうです。
クルマを洗うときに、もし洗車機を使うとしたら、その都度取り外しが必要になります。
それに、車体カバーをかける人にとっても邪魔になりそうです。
このように、デザイン面、実用面の両面で気になっていましたので、納車したら直ちに交換すると決めていました。
ロードスターの交換用アンテナはいくつかの商品が出されています。
値段やサイズがまちまちでしたが、筆者が購入したのはこのタイプです。
筆者は、いろいろと出されているショートアンテナの中で、ラジオの感度が高いものにしました。
普段、ラジオを聴く機会は少ないですが、高速道路のハイウェイラジオや災害情報などを確認した時に感度が悪いと困ります。
商品のレビューなども参考にしながら、この商品を購入しました。
実際に使用した後に、感度や外観の変化などをお伝えしたいと思います。
※納車後の追記部分
十分に満足できる商品でした。
心配していたラジオの感度ですが、ノーマルアンテナ使用時と比較すると、半分程度にはなってしまったイメージですが、主なラジオ局の視聴には支障はありませんでした。
ただ、想定外だったのは、車体カバーをかけたときに少し邪魔になる点です。
写真で確認できますが、アンテナ部分だけ、カバーの張りが強くなってしまうので、使用し続けるとカバーが破れる恐れがあります。
このため、やむを得ず、車体カバーをかけるときには、アンテナを取り外すことにしました。
4 ロードスターのアクセサリー:サンシェード(折りたたみ式)
サンシェードを侮っていました。
前車で使っていた蛇腹状の折りたたみ式のものが使えると思い込んでいたのです。
でも、よく考えてみれば、車内に荷物を置くスペースがないロードスターでは、蛇腹状のサンシェードさえ置く場所がないのでした。
そこで、この商品を購入しました。
非常にコンパクトに収納できるもので、フロントガラスの大きさにピッタリと合う大きさになっています。
マツダのディーラーオプションにも同等のものがありましたが、こちらは9900円と高価です。
ロードスターのロゴが入っているか否かの違いはありますが、まずはこの商品を試してみます。
実際に折りたたまれているものを広げて、使用する際の形状にすると、当たり前ですが、結構な大きさがあります。
これを折りたたむ多少のコツが必要です。
まず二つ折りにして、両手で両端をつかみ、左右の手を逆向きにひねって、3つの円を作るイメージです。
この3つの円を作る、というのがコツですね。
折りたたむとステアリングホイールくらいの大きさですので、狭いスペースのロードスターですが、座席の後ろスペースに滑り込ませることができそうです。
※納車後の追記部分
真夏の検証が必要ですが、特に問題はありません。
Aピラー付近に多少の隙間ができますが、気にならない程度でした。
畳んだ後の本体は、予定どおり助手席の裏に滑り込ませる方法でバッチリ収納できました。
もし、問題があるとすると、今後、ドライブレコーダーを付けたときに、干渉するかどうかですね。
今回は、ロードスターRFの納車を待っている筆者が準備したアクセサリーをご紹介しました。
これら5つのアクセサリーです。
- ロードスター ND系 エアコンフィルター 枠 フレームセット(acf-z02-g)
- 内張りこじ郎 頑固タイプ(19-732)
- BUFFALO USB3.0 microSD専用コンパクトカードリーダー(BSCRM100U3BK)
- ショートアンテナ
- SCXY マツダ ロードスター ND サンシェード フロントガラス用
事前に購入したアクセサリーは以上です。
ご参考になれば幸いです。
最後に
2024年モデルのマツダ・ロードスターとロードスターRFが発売されました。
ビッグマイナーチェンジともいえる大幅な改良を受け、大きく進化しています。
詳しいことはこの記事にまとめています。
この商品改良に合わせて、メーカーとディーラー、それぞれのオプションも変更になっています。
詳細はこちらにまとめていますので、興味がある方はご覧ください。
マツダ・ロードスターは、今回ご紹介したアクセサリーのほかにもスマホホルダーやキーシェルをはじめ様々なアクセサリーが発売されています。趣味性の高いクルマだけにこだわる人が多く、カスタムパーツが豊富に用意されていますね。少しずつ手をかけて自分らしいロードスターにしていきたいですよね。
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