NDロードスターのオーナーが共通して悩んでいることの一つがスマホの置き場所ではないでしょうか。
センターコンソールのフロント側に小さなトレイがありますが、運転席からだとシフトレバーが邪魔して使いやすくはありません。
もし、スマホのアプリでカーナビを使ったり、音楽を聴いたりするなら、スマホを視認性の良い位置に設置しなければならず、さらに悩むことになります。
そこで、スマホホルダーを取り付けたくなるわけです。
しかし、NDロードスターの場合には、とにかくスペースが狭いので、市販品なら何でも付けられるというわけにはいきません。
筆者は、愛車のロードスターRFに付けるスマホホルダーを選ぶために多くの商品を調べ、研究しました。
今回は、その経験に基づいて、NDロードスター乗りにおすすめできるスマホホルダーをご紹介します。
本ページにはプロモーションが含まれています。
NDロードスターのカスタムについては、こちらもご覧ください。
1 スマホホルダーの種類と特徴
1-1 スマホホルダーの取付け・設置方法の種類と特徴
スマホホルダーには、主に次のような取付け・設置方法があります。
この4つが、一般的なスマホホルダーの取付け・設置方法になります。
実は、NDロードスターの場合、上の4つとは別に、専用の固定・取付方法が2つあります。
カップホルダー固定口利用タイプ
助手席の足下の右側に設置されているカップホルダーの取付け固定口を利用して取り付けるタイプ。
その固定口に専用のスタンドを差し込んで使用します。
画像引用:みんから
ダッシュボード固定タイプ
ドイツのアイ・エル・モータースポーツ社(I.L.Motorsport)というロードスターの専用小物を製作しているメーカーのものです。
ダッシュボードパネルの端に引っ掛けるようにしてホルダーを取り付けるタイプです。NDロードスターのダッシュボードパネルの形状に合わせて作られています。
画像引用:I.L.Motorsport
この2つの取付け・設置方法は、いずれもNDロードスター専用のものです。
当然ですが、専用品は、ロードスターとの相性がバッチリです。
1-2 スマホホルダーでのスマホ固定方法の種類と特徴
ホルダーにスマホを固定する方法にも種類があります。
主には、次の3種類です。
マグネット式
マグネットの磁力を利用してスマホを固定するタイプ。
iPhoneの場合には、12以降の機種で、”MagSafe” という規格のリング状の磁石が背面に埋め込まれているので、それを利用して固定します。
アンドロイドの場合は、外付けのマグネットやマグネット付きスマホケースを使って利用することができます。
最近では、ワイヤレス充電に対応しているものが多いです。
画像引用:エレコム
スマホ固定方法は、主には上の3種類です。
固定方法については、ロードスターであってもその他の車種であっても変わりはありません。
お好みのタイプを選択することになります。
2 スマホホルダーの選び方
スマホホルダーを選ぶときには、まずは理想の位置にスマホを固定できる商品を選ぶことが重要です。
ロードスターの場合には、センターディスプレーが設置されているグレードと、設置されていないグレード(990Sなど)とで、事情が異なります。
センターディスプレーが設置されているグレードであれば、主には3か所になると思われます。
この写真の赤丸で示した3か所です。
- A:メーターパネルの左側
- B:中央のエアコン噴出口付近
- C:センタークラスターの手前左側
一方、センターディスプレーが装備されないグレード(990Sなど)の場合には、上に加えてセグメントオーディオの操作パネルの前も候補になります。
取付位置にイメージができれば、その場所への取付け・設置の方法が決まってくることになります。
あわせて、商品を選ぶときには、次のポイントも確認しましょう。
- 自分のスマホのサイズが合致しているか。
- 角度や向きの調整をすることができるか。
- 可動域が大きく自由度が高いか。
- ワイヤスレ充電に対応しているのか。
特に気をつけたいのが、角度や向きの調整。
スマホを縦横の両方の向きで固定できるタイプと、縦向きでしか固定できないタイプがあるので、自らの用途に応じて選びましょう。
3 NDロードスターにおすすめのスマホホルダー
ここからは、具体的な商品をご紹介します。
筆者が数あるスマホホルダーの中から、NDロードスターに合う商品を5つ選んでみました。
3-1 ビートソニック BSA20シリーズ
この商品は、NDロードスターの専用設計で、エアコンの操作パネルの左側(C:センタークラスターの手前左側)に設置するタイプです。
シフトレバーやエココンの操作の邪魔にならない絶妙な場所にスマホを固定することができます。
固定方式は、助手席足下にあるカップホルダーの固定口に差し込むタイプ。
このため、内装を傷つけることがありません。
さらに、スタンドの2か所に関節部分があり、固定位置を自由に設定できます。
難があるとすれば、スタンドの本体が太く長いため、それなりの存在感があることです。
この点が気にならない方には、おすすめの商品です。
次のように、スマホの固定方法を3種類から選ぶことができます。
これは、バネ式のアームでスマホを固定するタイプです。
ワイヤレス充電の機能はありません。
もし、ワイヤレス充電(Qi)の機能が付いたタイプであれば、こちらの商品です。
価格は高くなりますが、この商品にはセンサーで感知してスマホが自動的にホールドされる機能が付いています。
iPhone12以降のiPhoneを利用されている方であれば、おすすめです。
この2つに加えて、2023年4月7日に重力式の自動ホールド式のスマホ固定タイプの機種が発売されました。
スマホの固定方法が3種類から選べるビートソニックのBSA20シリーズをご紹介しました。
この商品をロードスターに設置するとこうなります。
さすがに専用品ですね。
とてもすっきりと取り付けられます。
3-2 SmartTap EasyOne Touch 5 X wireless
このスマホホルダーは、吸盤タイプで、センターディスプレーの右側(A:メーターパネルの左側)に取り付けるタイプです。
他の固定位置よりも運転者に近いので、スマホの画面を見やすい点がメリットです。
伸縮自在なアームも特徴で、固定位置の調整が簡単。
吸盤をダッシュボードに貼り付ければ、長いアームを使ってお好みの位置にスマホを固定できます。
吸盤の耐荷重が10㎏もあることから、ダッシュボードの上面に強固に取り付けることができるでしょう。
ご紹介しているのは、自動ホールド機能付きのワイヤレス充電に対応したモデルです。
この取付位置の短所としては、本体の設置位置がダッシュボードの上なので、運転中にスマホだけでなく、ホルダーも視界に入りやすい点です。
その点を気にしなければ、おすすめの商品となります。
ワイヤレス充電の機能がないタイプもあります。
スマホの固定方式は、自動ホールド式です。
この商品をNDロードスターに装着するとこのようになります。
存在感はありますが、視線の移動が少ない位置にスマホを固定できそうですね。
3-3 カーメイト SA36
カーメイトのSA36は、粘着シールタイプなので、しっかりと固定できます。
NDロードスターに装着するときは、センターディスプレーの裏側に粘着シールを貼って固定するのが望ましいでしょう。
この商品は、ホルダー本体やアームの可動領域が広いので、好きな場所にスマホを固定することができます。
スマホの固定方法は自動ホールド式。
固定位置がドライバー手から全く見えないので、すっきりとした見た目になります。
難があるとすれば、アームが長いので、クルマの振動に合わせて多少動いてしまうことです。
この点を許容できれる方にはおすすめです。
自動ホールド式の固定方式の場合は、スマホを横向きに固定できない点に注意が必要です。
もし、スマホを横向きに固定した場合には、こちらの商品になります。
「990S」、「S」または「NR-A」のロードスターのオーナーは、センターディスプレーがないので、このホルダーが装着できるか気になりますね。
それらのグレードに装備されているセグメントオーディオの操作パネルにも本商品を取り付けられるようです。
ギリギリではありますが、確かに装着できていますね。
ただ、この商品については、X(旧ツイッター)に
「カーメイトのSA36。NDロードスターに対応してるらしいので購入したけどアームが長いので画面が走行中にぴょんぴょんする。足の硬い車ではちょっと辛いか」
との意見が上がっていました。この方は、アームの下にウレタンをかませて対応しているようです。
少し工夫すれば、ぐらつきは解消されそうです。
3-4 ESR HaloLock 車載ホルダー スマホホルダー ワイヤレス充電器
この商品は、ホルダー本体をエアコンの噴出口に取り付けるタイプ。
スマホはマグネットで固定されます。
“MagSafe”に対応しているので、iPhone12以降のiPhoneならそのまま磁力で固定されます。
それ以前のiPhoneやアンドロイドを利用している場合には、MagSafe用のスマホケースを装着すれば使えます。
シンプルな作りであるにもかかわらず、しっかりと固定できます。
NDロードスターに装着しているところをみても相性が良いようです。
本体が小さく目立たないので、長く利用できそうです。
3-5 アイ・エル・モータースポーツ ND0-301159-R(右ハンドル用)
最後にご紹介するのが、一推しの商品です。
上にも書きましたが、ドイツのアイ・エル・モータースポーツ社(I.L.Motorsport)というロードスターの専用アイテムを製作しているメーカーのものです。
ダッシュボードのパネルの端に引っ掛けるようにしてホルダーを取り付けます。
取付位置は、センターディスプレーの左下側(B:中央のエアコン噴出口付近)になります。
コンパクトでシンプルな形状なのに剛性感があります。
センターディスプレーの表示も邪魔しませんし、エアコンやシフトの操作にも影響はありません。
NDロードスターの専用品ですから、安心して使うことができそうです。
問題があるとすれば、助手席側へのエアコンの噴出しに多少邪魔になる点と価格の高さです。
ドイツから輸入しているので、やむを得ないとはいえ、1万6千円程度の価格ですから、ワイヤレス充電の付いていない商品としては、少し高めです。
その点を気にしない方には、おすすめできます。
取付方法は、こちらの動画から確認することができます。
左ハンドル車用の動画できすが、右ハンドルでも左右が逆になるだけで、同じ手順で取り付けられます。
実際には、こんな感じで設置できます。
無駄がなく純正品のような商品と言えそうです。
これ、いいですね。
4 まとめ
今回は、NDロードスターのスマホホルダーのおすすめ5点を紹介しました。
- ビートソニック BSA20シリーズ
- SmartTap EasyOne Touch 5 X wireless
- カーメイト SA36
- ESR HaloLock 車載ホルダー スマホホルダー ワイヤレス充電器
- アイ・エル・モータースポーツ ND0-301159-R(右ハンドル用)
ロードスターの専用品が複数出ているのは嬉しい限りですね。
どうぞ、お気に入りの商品を使って、ロードスターライフを楽しんでください。
コメント